ドイツ AFV

[製作] 1 熱帯地仕様 考察 – ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ – ブロンコ 35117


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ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ – ブロンコ 35117

4 車体上部・フェンダー 組立
3 履帯 組立
2 車体下部 組立
1 熱帯地仕様 考察

 

ブロンコモデルズ の ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ の製作を開始したいと思いますが、先ず、III号突撃砲のDAK熱帯地仕様について考えてみたいと思います。

 

本キットは、アフリカ戦線に配備されたIII号突撃砲のD型を再現しています。III号突撃砲でアフリカ戦線に送られたのは数両のみ、短砲身だと第288特殊部隊に配備されたD型の3車両で、熱帯地仕様の特別装備が追加されていました。

[製作] 1 ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ – ブロンコ 35117

 

熱帯地仕様の特別装備で最も目立つのは エアーフィルター / エアークリーナー でしょう。しかし、アフリカのIII号突撃砲の写真は極めて少なく、特にエアフィルターが付いている写真をあまり見かけません。

下画像の左側は、イギリスに鹵獲された車両でエアーフィルターが外されています。右の画像には付いていますが、ステーがなくフェンダーの上に直接置かれており、イレギュラーな状態だと見受けられます。

スウェーデンの Arsenalen戦車博物館 に現存する車両に付いているエアーフィルターもフェンダー上に置かれているタイプになります。

[製作] 1 ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ – ブロンコ 35117

 

戦車博物館以外にも熱帯地仕様のIII号突撃砲が現存しています。あくまでレストアされた車両のため、当時のママではないとは思いますが、エアーフィルター / エアークリーナーにはステーが付いておりフェンダーよりも高い位置にあり、また、それらに接続するパイプの差込口などもわかりやすく工作の参考になります。

[製作] 1 ドイツ III号突撃砲 D型 ドイツアフリカ軍団 エルアラメイン 北アフリカ – ブロンコ 35117

 

今回は、本キットをそのままドイツアフリカ軍団 (DAK)の熱帯地仕様で完成させたいと思っていますので、特徴となる12項目を書き出してみました。

ほとんどの項目はキットで再現されているところですが、念のため意識しながら製作していきたいと考えています。

 (1) 車体前面の予備履帯ラック・予備履帯
 (2) 左右フェンダー上のヘッドライドガード
 (3) 左右フェンダー上の予備履帯ラック・予備履帯
 (4) 左右フェンダー上の予備転輪固定具・予備転輪
 (5) 機関室左右側面のエアーフィルター / エアークリーナー
 (6) 機関室左面のアンテナケース除去 (エアーフィルターとの干渉のため)
 (7) 機関室上面エンジンハッチの通気口カバー
 (8) 戦闘室右面の予備転輪固定具・予備転輪 2つ
 (9) 戦闘室左面の予備転輪固定具・予備転輪 1つ
 (10) 戦闘室左面の上部のボルト 2つ
 (11) 車体下部左右転輪上の予備トーションバー
 (12) 車体後部の荷物積載用ラック

 

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